リサイクル
製品・サービスの省資源化や
リサイクルの促進
製品・サービスの企画・設計段階から環境配慮設計を行い、省資源でリサイクルしやすい製品を開発・提供します。また未利用資源やリサイクル材料の活用、環境負荷の低い材料の利用を促進し、持続可能な資源利用を進めます。
アルミ溶解炉への原料投入
アルミリサイクル材の積極的な活用
リクシルの国内工場では、アルミリサイクル材の利用に25年以上にわたり取り組んでいます。軽くて強く、さびにくい優れた金属であるアルミは、新地金精錬時に大量の電力や水を使います。そのため、市中アルミ資材を再生利用することは、アルミ製品製造におけるエネルギー使用量を大幅に減らすことにつながります。回収したアルミ資材は純度が低く、品質や生産性の維持が課題でしたが、部門を横断して技術開発や供給ルート構築に取り組み、業界トップのアルミリサイクル率を実現し、年間約35万トンのCO2削減に貢献しています。
事業活動における
資源循環の促進
リクシルでは事業活動における廃棄物の再資源化をはじめとする持続可能な資源利用に取り組んでいます。3Rの考えに基づき、生産工程で発生する産業廃棄物の削減、分別回収、再資源化を推進しています。 現在、グローバルで、原材料の調達や、製品の廃棄段階における資源循環の取り組みを進めています。
タイ工業省が推進するグリーン産業の表彰式
ステークホルダーと協働した
産業廃棄物の埋め立てゼロ活動
リクシルの海外子会社のTOSTEMタイでは、ステークホルダーと協働した産業廃棄物の再資源化を進めています。
タイでは一般的に産業廃棄物の多くが埋め立て処理されており、環境問題となっています。
そのため、タイ政府の協力を得ながら、汚泥のセメント原材料化などを促進し、埋立量を4年間で約9割削減しました。
地域の方々と一体となった植樹、ごみ拾いなどの活動が評価され、タイ工業省が推進するグリーン産業の表彰制度
「GREEN INDUSTRY※」レベル4を取得しています。
しかし一方で、タイでは毎年新たに施行される法令に対応しきれない企業が多く、
リサイクルを委託できる企業が少ないという問題に直面しました。2019年3月期には
リサイクル委託企業の監査を実施し、指導・支援を行うことで、取引できる体制を再構築し、
2019年3月から「産業廃棄物の埋立ゼロ」を実現しています。
これにより、タイ工業省より「3Rsアワード」や「埋立ゴミゼロアワード」を
受賞しました。今後は「2020年3月期埋め立てゼロ」、 「Green Industry
レベル5認証獲得」を目指して、 さらなる取り組みを進めていきます。
※タイ工業省が推進しているグリーン産業の表彰制度。
達成レベルを5段階に設定し、環境活動が各レベルに達した企業には、
そのレベルのグリーン産業マークが与えられる